深夜、よく悩みがやってくる。

何がいいかわからない。何をしていいか分からない。いい年をして子どもか!というようなことで悩んでいるのが今の私だ。

だいたい経済的な不安が主な理由。好きなことがしたい。あちこち動きたい。何も心配したくない……。正直こんなことは誰しもが考えることだ。

それでも歯を食いしばって現実に折り合いをつけて頑張って生きている。現代社会を生きる人は皆タフだ。人間関係一つだって大なり小なり悩みを抱えている。悩まない人なんていない。

 

だったら私はどうしてこんなにも不安に襲われるのだろう?

 

これも答えがある。私が自分の軸がぶれやすい。好きなことをしているからいいじゃない。今日いいことあったからいいじゃない。何かいいって思えることがあるんだからそんなに周りの目を気にする必要はないじゃない。ありとあらゆる言葉で励ましても他人の何気ない一言で「今の私おかしいのかな」とものすごくくよくよする。

 

私はとても面倒くさい人間だ。自分の言うことに自信を持てばいい、やりたいことを堂々とやればいい。多少のリスクなんて気にしないで、一歩踏み出して試してみればいい。そんな簡単なことに踏みとどまって同じ場所をぐるぐる回る、それが私だ。

やってみたい、でもこれをやると上手くいかなかったときどうしよう、こうしてみたい、でも何かあったらどうやって立てなおそう。私はおそらく現実的な生活に向かない人間だ。根っこに捨てられないプライドがあって、突き詰めるとそのプライドを軸に動くことをやめられない。そのくせ、人並みにどこか良いところを持たないといけないと、やたら自分の見栄を気にする。この曲者、これが私だ。

 

私は常にぶれて左右にものすごい勢いで触れている。旅をしている間はなんとなく本当の自分でいるような気がする。本を読んでいる自分を本当の自分のような気がする。でも、それを365日続けることができない。私はどこかで虚勢を張る。その虚勢をいい感じに崩して、元の自分とつじつまが合うところで保てばいい。それができなくてすっかり狂人になっている。

 

やりたいことがあるならなりふり構わず一度全部を捨てる覚悟でやってみればいい。それでも死んだりはしないだろう。それができなくて大事な一歩が踏み出せない。私には勢いが足りない。必ずブレーキをかけている。たまにはアクセルを踏みたい。

 

深夜の私ははなはだ奇妙だ。こんなに魔が差す時はだいたい仕事が始まる前日、日曜日の夜。つまり今。いい加減、頭を切り替えよう。

 

足を棒にして歩く

あちこち歩き回って疲れると足が棒になると言う。歩き疲れてへとへとのとき誰かに行ったことがある人はたくさんいると思う。私も数日前に言った。久しぶりに京都へ旅行に行ったこともあり、調子に乗って清水寺をはじめ歩きに歩いた結果、見事に筋肉痛になった。足首がびりびり痺れ、ホテルにたどり着いたときの安堵は忘れがたい。

 

一泊二日の京都は明るくとても楽しいものになった。会社の人におすすめスポットを聞いて出発。最初は清水寺で、ここは実を言うと今回が初めての場所だ。近くを通ったことはあるが、修復中だったり、なんとなく気が向かなかったりして足が向くことはなかった。清水の舞台から飛び降りるということわざを知っていても、実際に見ておかないとなんかイメージが湧かない。いそいそとバスに乗り向かうと、五条坂というところに降ろされる。人でいっぱいの京都。道に迷っても人の波に乗れば結構簡単に目的地につける。問題はそこから先。続く上り坂を狭い道で車に気を付けながら進み、途中見えた近道に逃げ、そこからまっすぐ歩いてたどり着いた清水寺。階段を前に立ち止まり、ちらっと周囲を見回すと外国人のお客さんがため息をついていた。やっぱ上り坂って皆しんどいだなと謎の安心感を得てまっすぐ階段を上る。

 

それから数か所観光に行ったが、二条城前まで徒歩で行ったり、植物園めざして北へ行ったり、自分でもわけがわからないくらい歩きに歩いて夕方、私はすでにぼろぼろだった。スマホ歩数計を見ると旅行初日で三万歩も記録されている。自分でもびっくりするくらいの数字だった。二日目も2万歩ほど歩いて、休み明けは足が筋肉痛で全く動かない。太ももとふくらはぎが言うことを聞かないなんて学生時代でも体験したことがない。おまけに学生時代と違って痛みが引くのが遅いのだ。なんか悲しい。

 

それでも京都はいいところだと思いながらまた行く算段を立てているあたり、私はまた筋肉痛になるんだろう。

 

背中を伸ばす

こんな深夜に起きている。理由はともかく眠れない時ってあるよね、と自分を慰めてやることはひとつ背中のストレッチ。

 

運動嫌いの私だが、お腹のふとましさが目につき、黙って体を鍛える決意をした。新しくスカートを買おうとしたら試着ですでに履けないと挫折。太ももで上がらなくなったスカートにショックを受けた。そんなに太ったかなぁ?

 

去年は残業のストレスを食事にぶつけていたし、運動する余裕もなく体が鈍っているのは当然と言えば当然。ストレスがたまると食欲が増す。おまけに急に増えた体重は簡単には減らない。

 

それに仕事柄、肩こりがひどくて座っているのが辛い時もある。頭が痛くなって顔ががちがちに強ばるときもある。何か解決方法がないかと探したところ、背中を鍛えるといいとネットの記事で拝見。そんなに効くの?

 

疑い半分でやってみると効果があって、朝起きると肩が軽い。すぐバキバキになるけど、やらないときより体が自由だと感じる。運動は飽き性ですぐやめてしまうけれど、日ごろから効果を感じやすいこれなら続けられるかもとせっせとやり始めて数日。

 

猫背が少しマシになった。本を読んだり、パソコンに座ったりしているとすぐに背筋が曲がるというのに、鏡の私はちゃんとまっすぐ立っている。本を読むときも心なし背中がしっかり伸びている気がしてテンションが上がる。

 

自分の好きなことややりたいことに益があると簡単にやる気を出すあたり、私はとても自分の欲に素直な人間のようだ。

 

アンナ・カレーニナ

今日は本を読んでいた。トルストイの「アンナ・カレーニナ」。タイトルは知っていたけど読んだことがなかったのでkindleで購入。全部で1657ページもある大作である。凄まじい量になかなか読み終える気がしない。

 

まだまだ出だしにしか目を通せていないので、この作品について何かまとまったことが言えるのはだいぶ先になる。しかし、眠る前に少し読もうと開けば気が付くと没頭してしまうあたり、名作の力にすっかり飲まれてしまった。翻訳の文章は少し硬いと思ったけど、登場人物の姿や作中の景色が頭の中ですーっと浮かんで読みやすい。この1657ページとはとても良い付き合いができそうで、今からどれだけじっくり読んでいこうか毎日が楽しいくらい。こんなに本に没頭したのは久しぶりかもしれない。

 

この作品を読み終えた人は一体どんな気分になったんだろう。今から楽しみだ。

 

 

蒸し暑い

五月も下旬に入る頃、天気がだんだん怪しい。夏を前にむせる毎日に私は氷と仲良くなっている。首元を保冷剤をくるんだタオルで冷やしてゆっくり読書。お金の節約とか考えないでさっそく三冊も買った。まだ読んでない本が積んである。それでも買った。私は欲深いのだ。本を読みながら枕に横たわる時間が至福だった。

 

仕事をしていると急に気持ち悪くなって吐き気がしてくる。体調の悪さに落ち込んだ。労働意欲は低いが、だからといって簡単に休んでばっかでは意味がない。痛み止めとお茶を多めに用意して、しっかり水分補給と頭痛に備える。体力がないと苦労するなぁと休憩中は音楽にべったりだ。

 

今日は久々に家でお酒を飲んでいる。最近はあまり飲まないようにしていたのに、急に飲みたくなったのだ。アイスも食べて完全に夏のムードになっている自分に震える。まだ五月だぞ、と思っても私はにこにこ笑顔でアイスを口に運んでいる。

 

暑いの本当に苦手なんだな、と梅雨入りもしていない時分から夏模様の自分に乾杯。お酒はほどほどにしておこう。

 

イヤリング

この前イヤリングを買った。三月の旅行で片耳だけ失くしてしまったのでその子の代わりだ。ちょうど期間限定のポップアップショップが開いていたのでじっくり選んで買った。チューリップのデザインが可愛いと思ったけど、落としにくいイヤーカフタイプを選んだ。私は旅行でアクセサリーを失くしたり壊したりする人間だ。一番の被害者はネックレス。彼らは私によくチェーンを壊されている。旅行から帰ってきた後、丸カンとペンチで手直しすることを何度かやった。悲しい。

 

控えめなものから華やかなものまでさまざまなデザインがあってずっと見ていたい気持ちになるも、手に取ったのは一つだけ。そんなにお金ないんだよね、と足を動かして店員さんに渡す。緊張するひと時。無駄遣いはよくないとお金を気にするよう言われるけどたまにはご褒美にいいよねと自分を鼓舞してお会計をすます。手のひらに丁寧なラッピング。ちょっと笑顔になる。

 

頭の中では新しいアクセサリーを身に着けてあちこち出歩く自分の姿が。テンションが高い。ちなみに今年のGWは十一連休もないので、旅行の予定もない。別の機会にたっぷりつけよう。

春と咳

四月。私の住んでいるところではようやく桜が花を咲かせる頃に風邪を引いた。寒い日もあったし、何を着ていいか分からない日もあったからまぁそんなこともある……と言いたいのだが、いかんせん咳がひどい。インフルエンザにかかったときも思ったが、席がひどい。

 

のど飴を舐めて痛みを抑えるがやはり咳には敵わない。仕事に穴をあけるのも気が引けるので早くなんとか治ってくれないかと思ってしまうほど。天気がいい時に限って体調が崩れるのが悔しい。

 

四月という始まりの時期、風が吹き荒れたら一瞬で散る桜。今年の私はちゃんとお花見ができるんだろうか。ごほごほとむせるたびに外の景色が恋しくなる。早く治ってほしい。